転職

【体験談】建設業(施工管理)を辞めたら日常生活に光が戻った話【死の職業】

この記事では、建設業界の中でも施工管理・現場監督の方に向けて、記事を書いています。

筆者は、大学を卒業して新卒で大手のスーパーゼネコンに入社した後に、3年間働いて退職しました。

この業界の最大の特徴は、「緊張」「緩和」の波の高低差が激しいことです。

波に乗り切ることができないと、業界に不適正となりまして、無理やり続けようとしてもしんどいことになります。

建設業界を辞めたいと思った理由はいくつかありますが、退職の直接のきっかけとなったのは、メンタル的に限界に達したことです。

複数の物件を同時に担当することになり、連続してプレッシャーにさらされ、睡眠時間を減らして仕事をした結果、眠ることができなくなりました。

さらに、大学の同期との格差に絶望して、思い切って仕事のポジションを変える必要性を強く感じたことも背景にあります。

現在は、他の業界に転職していまして、ワークライフバランスを意識して働くことができています。

www.hatanomi.com

【体験談】建設業(施工管理)を辞めたら日常生活に光が戻った話【死の職業】

建設業に見切りをつけた7つの点

建設業(施工管理)の仕事に見切りをつけたのは、下記の7つの点です。

  • 仕事量をコントロールできない
  • メンタルを病む人が多すぎる
  • 超少子高齢化でジリ貧確定の未来
  • 業界の生産性が低い
  • 荒くれ者との人間関係がストレス
  • 激務の割に給与が低い
  • 業界の慣習に取り込まれたくない

上記はどの業界でもありがちな話ですが、建設業の場合に当てはめて考えると、想像を絶するヘビーな内容となります。

業界を辞めようと考えている方にお伝えしたいことですが、世の中にはプライベートを充実させつつ、そこそこ稼いでいける仕事はいくらでもあります。

この業界で数年間働き続けることができるならば、どこに行ってもぬるま湯のにように感じるかと思います。

メンタルを病む人が多すぎる

ゼネコンやプラント業界に足を踏み入れる前は、うつ病や精神疾患とは無縁の業界のイメージが強かったです。

しかし、入社前と入社後のギャップは、ナイアガラの滝以上の落差がありました。

薬を服用しながら仕事をしている人が多く、退職者の多くは、メンタル疾患によるものでした。

役職者の中には、ワーカホリック気味になっている人が多く、周囲の人にも同程度の労働時間を要求します。

働き方改革により多くの業界で労働時間が短縮する動きがありますが、この業界にはこの光が届いていません。

なぜなら、業界全体が光が届かないほどの漆黒の闇であるためです。

仕事の環境がかなり異常であるため、慣れきってしまった人は、異質さゆえに気づくことは難しいです。

仕事量をコントロールできない

人には、未来の出来事をある程度予想しておきたいという生理的な欲求があります。

そのため、人類は昔から雨ごいをしてきましたし、セックスの避妊もコンドームを使用してコントロールしようとしています。

コントロールできている感覚というのは、実際に予想できているかは別として、性欲や食欲、睡眠欲と同レベルで必要なものです。

建設業界は、人手不足の状況において、クライアントの指示を死守する必要など、仕事量の調整がかなり難しい局面の連続です。

本当に多くの人のチームワークによって、仕事がすすんでいきますし、天候にも左右されるため、プロジェクトの進み具合を予想するのは難しいことです。

現場監督によっては、最初から休みがないことを前提として、工程が立てられていきます。

実際の現場では、調整できないストレスを、長時間労働という選択を残すことで、誤魔化している実態があります。

コントロールに関する研究

人間のコントロールに対する研究は、さまざまな形で進められています。

一例ですと、老人ホームに住む人を対象に、水やりをしてもらう実験があります。

老人が水やりのタイミングを決める場合と、研究者が水やりの日時を決めておく二つのパターンを実験しました。

結果は、他人に水やりの時間を意思決定された老人のほうが、自分でタイミングをコントロールできる老人と比較して、大幅に死亡率が高まったのです。

自分で意思決定できない老人は、圧倒的に死にやすくなり、不健康になっていきました。

超少子高齢化でジリ貧確定

建設業界は、少子高齢化の影響を受けて空前の人手不足です。

そのため、健康な肉体さえあれば、若者はどこにいっても重宝されます。

学生からの人気がなくなっている業界でもありまして、スーパーゼネコンの倍率は、昔と比べてかなり低くなっています。

若い人が会社に入ってこなくなり、その分の埋め合わせを高齢者の再雇用でなんとかサイクルを回そうとしています。

しかし、人手不足はさらに深刻化しており、どの会社も年収を上げることで何とか引き止めを試みています。

業界の生産性が低い

f:id:cgef:20181112225705j:plain

給与の額は、会社によって決まるのではなく、業界によって変わります。

同じ業界内であれば、会社間の給与格差はそれほど生じません。

なぜか、あまり語られることがない事実ですが、シンプルに業界の一人当たりの生産性(粗利)によって決まるのです。

金融やIT業界の年収が高いのは、一人当たりの生産性が高いからにほかなりません。

建設業界は、一人当たりの稼いでいる額が少ないです。

施主が仕事を発注して、それを請け負うという形になりますので、景気に大きく左右されていきます。

2020年の東京オリンピックの後には、更なる停滞期が覆うことが確定的となっています。

荒くれ者との人間関係がストレス

建設業界は、残念なことですが、他の業界と比較して言葉遣いが汚い人が多いです。

聞いた人がびっくりするような言葉を平気で投げつけられますし、一部の現場では当たり前の光景となっています。

ホワイトな職場であれば、一発で大きな問題となるような言葉が、日常的に飛び交っています。

仕事が信じられないくらいキツイので、皆余裕がないためギスギスしているのです。

キツイ言葉を投げかけられる内に、徐々にメンタルが削られていく感覚に支配され、見切りをつける人が多いです。

激務の割に給与が安い

施工管理の人の中には、お盆や正月などの長期休みを削って、働く人がいます。

また朝早く出勤して、現場の仕事が終わってからも、夜遅くまで事務作業する必要があり、拘束時間がかなり長いです。

サービス残業が多く、間給を計算するとバイトと同じくらいの給与しか支払われていないことも。

人手不足で次々と人が辞めていく中で、精一杯の努力が報われないことに絶望して、業界に見切りをつけていく人が多いです。

業界の慣習に取り込まれたくない

施工管理として働き始めると、ほとんどの人が、すぐに会社のヤバさに気づきます。

とはいえ、それでも働き続けている人がいるのは、良くも悪くも慣れてしまっていることがあります。

一方で、置かれた状況を冷静に把握できる人は、仕事を続けていくことで、業界の慣習に取り込まれる恐怖が襲います。

すぐに見切りをつけることができる人は、最初に感じた違和感を見逃さない賢い人なのです。

施工管理を辞めたら日常生活に光が戻った話

施工管理を辞めてワークライフバランスを取り戻した結果、以下のような変化が身に起きました。

  • テレビを見て心から笑えるようになった
  • 悪夢を見なくなった
  • 社会人でもプライベートを充実させても良いことに気づいた

今となっては笑い話にできますが、当時は本当に追い詰められたことが分かります。

具体的な考えの変化については、以下からどうぞ。

テレビを見て心から笑えるようになった

施工管理としてブラックな労働をしていた当時は、一日中仕事のことが頭を支配していて、テレビを見ようと思えなくなりました。

ただひたすら、死んだ目でスマホやパソコンでダラダラとネットサーフィンをして、休日が過ぎていくのです。

テレビから聞こえてくる笑い声は、戦争状態の現場で働く人間にとってはシンプルにノイズなのです。

施工管理として働いていた当時は、たまにある休みは、エネルギーを回復させることに集中していました。

そのせいか、部屋の中ですらほとんど動いておらず、文字通り死んだように休日を過ごしていました。

悪夢を見なくなった

1人で物件を複数抱えていたため、会社に遅くまで残り、精神的に休まる時間がありません。

そのため、遅くに家に帰りシャワーを浴びてベッドに入ると、すぐに泥のような眠りに入ることができるのですが、毎晩思い出したくもない様な悪夢を見ていました。

悪夢を見ているため、眠りも浅いものになり、翌日の仕事の負担がさらに増えていくことに。

しかし、施工管理を辞めてからは、憑き物が取れたように悪夢を見ることがなくなり、快眠の日々を送ることに。

施工管理の人でメンタルを壊すきっかけになるのは、重すぎる責任から睡眠不足に陥いることが多いようです。

良質な睡眠が取れない労働環境は、必ず人の精神を破壊していきます。

社会人でもプライベートを充実させても良いことに気づいた

ブラックな環境で働き続けると、その状態が当たり前だと信じ込んでしまいます。

なぜなら、人間の心理として、矛盾を感じながら働き続けることができないためです。

目の前の環境がおかしいと思いながら働き続けることができるほど、人は強くないです。

そこでブラック企業は、この人間心理を悪用して、働く人間を業界の慣習に取り込めようとしているのです。

今となっては笑える話なのですが、施工管理として働いているときは、社会人がプライベートを充実させていいわけないと信じ込んでいました。

例えば、久しぶりに合う同期が、長期休暇に海外旅行に行った話を聞いても、見下してしまった恥ずかしい過去があります。

ブラック過ぎる環境は、世間の一般常識から離れすぎているがゆえに、一度ハマると抜け出しにくい罠があるのです。

職場が辛いなら転職サイトに登録しておくべき理由

施工管理の人で日々の仕事が辛い人は、いま転職する気がなくても、転職サイトに登録しておいたほうがよいです。

なぜなら、ストレスと疲労が限界に達してしまうと、職サイトに登録する気力すらなくなるためです。

気になる求人をストックしておくだけでも、【転職という選択】が出来て、過労で倒れる前に転職という手が打てるようになります。

求人サイトは、登録無料。あなたの条件にあった新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届くから、今は転職できなくても登録しておくべきです。

優良な求人情報が集まる転職サイトのおすすめは、こちらからどうぞ。

  • リクナビNEXT 最大手だけあって、求人検索が使いやすいです。加えて、スカウトメール機能により、登録しておくだけで企業からオファーが届きます。
    マイペースに求人情報だけチェックしたい人におすすめです。