この記事では、飛蚊症レーザー治療をおすすめしない理由と症状の改善法についてお伝えします。
飛蚊症が人生に与える最大のデメリットは、濁りに焦点を合わせて目で追う無駄な時間を過ごしてしまうことです。
どれだけ気にしても、視界から濁りが消えることはありません。
この症状は、原則として気にすればするほど気になります。
悩みとして捉えて、深刻に考えれば考えるほど、ネガティブな暗闇へと思考が向かっていきます。
最悪の場合には、向き合い方によって、心の病の原因となってしまうほどの危険性があります。
【悪化のリスクあり】飛蚊症レーザー治療をおすすめできない理由
生理的飛蚊症に対するレーザー治療は無意味
飛蚊症に対しては、レーザーを照射して濁りを目立たなくさせる手術が普及しています。
しかし、この手術は、視界にある飛蚊症について100%改善する保証をするものではありません。
筆者は、二つの医院にてレーザー手術を受けましたが、十分な効果がありませんでした。
具体的にあった効果は、左目の気になっていた5つの濁りの内の1つが、小さくなり薄くなった程度です。
効果があるのは、ボールが目に当たった人や、パンチを受けたボクサーなどの物理的な衝撃によって飛蚊症を持つ人だと考えます。
なぜなら、近視が進んで生じた生理的飛蚊症は、老化現象ともいえるので、一時的に取り除いてもすぐに結合し増加していくためです。
生理的飛蚊症の残酷な3つの事実
- 見えている飛蚊症は眼球にあるたくさんの濁りの一部
- 目立つものほど網膜に近いところに存在し、レーザーを照射できない
- 時間が経過すれば別の濁りが見えてくる
レーザー治療で悪化する危険性
レーザー治療では、医者が患者の症状の見え方を100%把握しているわけではありません。
そのため、視界に入っていない濁りにレーザーを照射して、位置が目の中心に移動することがあります。
手術によって悪化する原因は、ももとも目の隅にあった濁りがレーザーの誤照射により、中心部に移ったことによるものです。
重度の飛蚊症の場合、医者が目を観察しても、どの濁りが視界に映っているのか正確に判断できないのが現状です。
レーザー治療の技術は、狙った濁りに正確にレーザーを照射していくことが重要です。
それに加えて、たくさんの濁りの中から、視界に映る濁りを判別していく手術経験の豊富さが重要となります。
レーザー治療のポジティブな見解
レーザー治療をポジティブに捉えると、飛蚊症を予防したということが挙げられます。
たとえ視界の飛蚊症が消滅しなかったとしても、まだ見えていない目の隅にある濁りは消えていきます。
そのため、将来視界に入ってくる可能性がある潜在的な濁りを消して、飛蚊症を予防する側面があると考えます。
シンプルな解決法
飛蚊症に対しては、睡眠を十分に取り、症状について一切考えないという姿勢をハッキリ持つことです。
睡眠が不足すると視力が落ちるため、目線が近い距離に集まってしまいます。その状態で読書やPC作業をすると、飛蚊症にピントが合いやすくなります。
目のピント機能をしっかり働かせることが大事でして、見たいものだけに集中し続けることが重要です。
ルテインは、目のピント調整力を改善する効果があり、一時的にも目の疲労感が和らぐ効果があります。
ホットアイマスクも、目の疲労感を和らげるのに即効性があります。
モニターを長時間見る作業などでが目が疲れた場合は、昼休みの時間などにマスクをつけると、作業がはかどるようになります。
アイマスクがない場合は、ホットタオルを目に数分あてるだけでもピント調節機能の回復が期待できます。
濡れたタオルを電子レンジで30秒から40秒温めるだけで、お店で出るようなタオルが作れます。
また、遠くの物体に焦点を合わせて数秒その状態を保持して、次に近いところにあるモノに焦点を合わせることを繰り替えすだけでも効果があります。
筆者が身につけたテクニック
筆者は、両目で100個以上の飛蚊症が見える重度の飛蚊症ですが、10年以上かけて身につけたワザがあります。
それは、目線を動かさないで、ものを見ていく技術です。この技術は、読書やPC作業時に有効となります。
飛蚊症は、硝子体というほとんどが水分の中で動く濁りです。そのため、視線を固定すると濁りは重力に従って、目の下の方に沈んでいきます。
目を動かすと濁りが視界を飛び回るようになります。そのため、筆者は目線を固定して飛蚊症に重力が働くのを待つという高度なテクニックを使っております。
飛蚊症対処法まとめ
本当に見たいものだけに集中することができれば、飛蚊症は気にならなくなります。疲れ目と飛蚊症には密接な関係があります。
飛蚊症を目立たなくして、快適な生活を送るためには、臨機応変に目のピント調節機能を回復させていくことが必要です。
そして、見たいものだけに集中していき、思い悩む時間をゼロにしていくことです。
飛蚊症について悩みことを始めるのは、深い暗闇の中をウロウロするのと同じです。