飛蚊症になると、視界に黒い影がチラつき、ストレスを抱えることになります。
綺麗な景色を楽しめなくなり、外出時に憂鬱になってしまい、生活の質が下がってしまいます。
大小さまざまな形の点々とした影は、常にゆれ動くことで、かなり大きなストレスの種になります。
特に濃い影がある飛蚊症は、ふとした瞬間にも見えてしまい、物事に集中しにくくなります。
私も長年飛蚊症に悩まされていまして、パソコンの仕事をしているときに、モニターに映る黒い影を見て大きなストレスを抱えていました。
しかし、飛蚊症の原因の一つである活性酸素を抑える食生活をすることで、症状を落ち着かせることができました。
体感としては、一番気になっていた時期と比較すると、濃かったり薄かったりする大小の飛蚊症が、約7割以上改善しています。
活性酸素を抑える食生活と、飛蚊症について悩まない思考を取り入れることで、快適な視界を確保できるのです。
そこで本記事では、飛蚊症改善に効果がある活性酸素を抑える栄養素をご紹介していきます。
放置すると飛蚊症が悪化することに
飛蚊症の黒い影の正体は、目の硝子体を浮かんでいるものでして、加齢とともに網膜がはがれ落ちたものです。
眼球に浮かぶゴミのようなものでして、目の病気が併発していない限りは、放置しても問題ないものです。
しかし、ずっと何も対策をしないで放置しておくと、飛蚊症の数が増えて症状が悪化していくことになります。
症状を改善させるためには、飛蚊症の悪化の原因となる活性酸素を抑える食生活をして、できる限り早い対策をとることが大事です。
網膜の黄斑部にあるカロテノイドは抗酸化作用を持つ
網膜の黄斑部は、視機能の90%ほどを占める重要な場所です。
この黄斑部の中心には、ゼアキサンチンが多く、黄斑部の周辺にはルテインが多く存在します。
ルテインやゼアキサンチンなどの黄色の色素であるカロテノイドは、目に障害性の強いブルーライトを吸収する働きがあります。
さらに、カロテノイドは、抗酸化作用が強い性質があります。
そのため、黄斑部がダメージを受けたときに出てくる活性酸素を消去することができて、黄斑部の障害を抑制することが可能です。
パソコンやスマホの画面から出るLED由来の短波長の高エネルギーであるブルーライトは、網膜にダメージを与えます。
400ナノメーター近辺の短波長であるブルーライトは、可視光の中で最も短波長・高エネルギーであるため、目の表面だけでなく、目の奥にまでダメージが及びます。
ルテインやゼアキサンチンなどの黄色の色素であるカロテノイドは、目に障害性の強い黄色の補色のブルーライトを吸収して、網膜黄斑部を守ります。
【治し方】飛蚊症に効く食べ物とは|視界をクリアにする栄養素を紹介
網膜の黄斑部には、ルテインやゼアキサンチンなどの黄色の色素であるカロテノイドがあります。
ルテインとゼアキサンチンは、体内で生成されないため、食物やサプリメントで摂取する必要があります。
摂取したルテイン、ゼアキサンチンは、小腸から吸収されれ、血液を通って黄斑部に集まってきます。
これらカロテノイドは、黄色い色素の役割を果たし、ブルーの短波長を吸収遮断します。
以下から、ルテインとゼアキサチンを含む緑黄色野菜から、効率的に栄養素を摂取することができるサプリメントをお伝えしていきます。
ルテイン、ゼアキサチンを含む緑黄色野菜
ルテインを多く含む食物は、パセリ、ほうれん草やブロッコリーです。
特にほうれん草には、100g中5mg程度のルテインが含まれています。
ゼアキサンチンは生のパプリカや生のほうれん草に多く含まれています。
多かれ少なかれ緑黄色野菜には含まれているため、ほうれん草を入れた緑黄色野菜が豊富なサラダを食べると良いでしょう。
とはいえ、ルテインとゼアキサンチンは、野菜の調理方法によって吸収率が異なる難点があります。
そのため、毎日の食生活で安定して摂取するのは、ひと手間がかかる上に、継続しにくい側面があります。
効率的に栄養素を摂取して、目に良い食生活を継続したい人は、サプリメントを試してもよいでしょう。
しかし、加齢と紫外線の影響により年々減少していくものでして、体内で生成することができない成分です。
そのため、サプリで補うことが必須な成分であり、2つの成分で10mg以上あるものを選ぶと良いです。
理想的な配合量としては、ルテインとゼアキサンチンの配合が5:1になることが良いと実証されています。
活性酸素を抑えて目に良い食生活で飛蚊症改善しましょう
継続してルテインを摂取することで、目にダメージを与える活性酸素を抑えることが大事です。
飛蚊症が悪化するのを予防すると同時に、他の目の病気が発症するのを防ぐ可能性を高めることができます。
活性酸素を取り入れることの他に、もう一つ大事なことがあります。
それは、飛蚊症について深く悩みすぎないことです。
気にしようとするほど気になるものでして、悩むほどにストレスで生活の質が悪化していきます。
そのため、気にしてしまう自分に気づいたら、『飛蚊症について悩まない』ことを思考に取り入れることが大事です。
- 活性酸素を抑えるためにルテインを摂取
- 飛蚊症について悩まないことを意識する
上記の習慣を取り入れて、飛蚊症で苦しんでいる方の悩みがなくなり、生活がガラリと変わることを応援しています。